宣伝で押さえておきたいテクニック

宣伝で押さえておきたいテクニックとは、ひとことで言ってしまうならば、いかにそのメリットを強調することで、そのデメリットを目立たなくすることができるか、ということに尽きるのではないでしょうか。

というのも、どのような商品にも100パーセント完璧なものというのはないわけですから、そのデメリットである部分は極力目立たないように抑えて、そのメリットを最大限に押し出す、ということがまさに宣伝に必要とされるテクニックの要となっているもの、と言えることになるのです。

とは言っても、この場合に、デメリットを目立たないように抑えるとはいえ、あるものをないことにしてしまえばそれは嘘となってしまって、場合によっては詐欺であるとして訴えられてしまう、という結果にさえもなりかねないわけですから、そうではなくて、あくまでも、そのメリットの方を最大限に強調することによって、そのデメリットは極力目立たないように抑え込んでおく、という手法であるわけです。

しかし、こうした心情というものは、文字通りの商品の宣伝という場合だけではなく、人には誰にも備わっているものであると言えるわけで、あまり人に見られたくないようなものは、できるだけ目立たないようにしておくといった配慮をする、ということは誰もが多かれ少なかれやっていること、なのではないでしょうか。

このように、宣伝のテクニックといったものも、その基本となっているものは、このような人には誰にも備わっているであろう基本的な心情に立脚したものである、と言えるのです。

もちろん、これが商品を販売するためのものである場合には、それにさらに磨きが掛けられたものとなっているのは当然のことですから、そうした基本的なものに加えて、さらに消費者の欲求に訴えることができるように、様々な工夫を凝らして行われるものとなっているのが、商品の宣伝というものであるわけなのです。

また、このメリットの強調ということにおいても、そのポイントとなるのは、消費者の心理というものであるために、メリットの強調とはいっても、その強調加減が問題になるわけです。

というのも、あまりにもそれを強調し過ぎた場合には、しつこ過ぎるということで、返って消費者の反感を買ってしまうことにもなりかねないために、しつこくなり過ぎない程度にいかにそれを強調するのか、というその度合いが重要になるのですが、そのさじ加減というものは非常に微妙なものであるために、言うほどには簡単なものではないのです。

こうしたバランスの取り方というものが、宣伝のテクニックにおける最も難しい点である、と言えるでしょう。