広告のキャッチコピーの流行

キャッチコピーとは、消費者の心を「キャッチ」、すなわち捉えてしまう「コピー」、つまりはセリフというわけですから、これは日本語にしてみるならば、「決めセリフ」あるいは「殺し文句」とでも言えるもので、つまりはその広告を行う目的となっている商品の特質を、ズバリとひとことで言い表してしまって、それだけで消費者にアピールしてしまうもの、というような意味合いとして捉えることができるでしょう。

実際にも、このキャッチコピーひとつで、記録的な大ヒットとなった商品というものが、過去に、様々なジャンルにおいていくつも存在しているわけなのです。

これはあくまでも推測なのですが、今日、歴史上の名言となっているようなものの中にも、実はそれが生まれた時代にはキャッチコピーであった、といったものがあったとしても、決しておかしなことではないのです。

それほどまでに、ワンフレーズの言葉が持っているインパクトというものは、それが的を突いた表現であった場合には、驚くほどの影響力を持つものとなるのです。

このように、そうした「決めセリフ」「殺し文句」と言えるキャッチコピーを生み出すことができれば、その商品は記録的な大ヒット商品となるかもしれないわけですから、そうした広告のうたい文句を作成するコピーライターの才能というものは、まさにその一点にかかっている、とすら言ってしまってもいいのかもしれません。

とはいっても、そうした広告宣伝が実を結ぶためには、むろん、その目的物である商品そのものの内実が伴っていなければダメで、もしもそうではなくて、その内容が広告宣伝からかけ離れた品質のものであった場合には、当初は宣伝につられて買っていた消費者も、遅かれ早かれその正体に気付くことになって、やがては離れて行ってしまうことになる、という結果を招くことは言うまでもないことでしょう。

やはり、宣伝というものはあくまでもその対象となる商品の内実が伴っていればこそ、というものであって、広告というものは、その内容をいかに的確にひとことで消費者にアピールすることができるのか、という点に、そのポイントがあると言うことができるのです。

キャッチコピーとは、まさにこの役割を担っているものであると言えるわけで、このためにワンフレーズに凝縮して、その商品の特質をズバリとひとことで表現してしまう、という決めセリフであるわけなのです。