看板の種類、誘導看板の効果について

看板と言えば、通常はその店舗や施設の建物か近辺に設置されているもの、というイメージがあります。
しかし、建物から離れた場所に設置して目的地まで誘導する目的の種類のものがあります。
「誘導看板」と呼ばれるものです。
まずは駅でよく見かけるものは、「北口から歩いて5分」などといったように所要時間と簡単な地図を描いていることが多いです。
これは、歩いて移動する人へのアピールが目的の誘導看板です。
これを参考にする人は立ち止まって目的地までの道筋を確かめることができるので、設置は1ヶ所にすればその目的を十分に果たすことができる場合がほとんどでしょう。
しかし、車で移動する人に見てもらうための誘導看板は、これとはかなり異なって、色々な工夫をこらす必要があります。
まず、幹線道路から目的地に誘導しなければなりませんから、店舗から何キロも離れた場所に設置されることも珍しくありません。
また、車は運転者が看板を見て、考えてから曲がることを決め、場合によっては車線変更も行うまでに何秒もかかります。
しかも、幹線道路を制限速度で走っている車は少ないでしょう。
ですから、曲がる判断を下す時間も計算に入れ、目的地に向けて曲がる地点からかなり手前に「700M先左折」などという看板を設置します。
看板は大きいに越したことはないのですが、この種類は特に大きくすることが大きな効果につながります。
そして曲がる地点に近くなったらもう一度案内をする必要があります。
また、曲がってからも要所にあと何百メートルで着くのかを表示すれば見る方は安心して向かうことができます。
目立つようにうまく誘導看板を立てたところ、客足が2倍近く増えた、などという例もあるくらい、効果的な集客の方法になることがあります。
特に観光地の飲食店は、有名な店でもない限り第一印象で入ることを決めることが多い観光客ですから、看板は大変大きな影響力を持つのです。
飲食店ばかりでなく、誘導看板が重要な役割を果たす場合が他にもあります。
それは、避難誘導の際に避難所などの施設への道筋を示す物です。
しかも、これは夜であっても見えることが求められる上に、停電などの状況下で必要とされる場合を想定しなければなりません。
そこで、看板を描く塗料に蓄光素材を使ったり、太陽電池で夜にも電源なしで光る工夫が色々と考案されています。
いざという時には命を守ることが目的となる重要な誘導看板という訳です。