等身大POPは屋外広告物の花型です

一昔前なら、アイドルの等身大のPOPは大企業が商品PRのために制作するのが一般的で、販売店に支給されるものでした。
人気アイドルが商品を片手ににっこり微笑んでくれたり、TVゲームのキャラクターがゲームの中の決め台詞を叫ぶ姿は、店頭用あるいは屋外広告物の中でも一番の花型アイテムです。

企業が制作する場合は、販促ツール用のキット化をしてお店の人が組み立て安くしたり、輸送用に専用のダンボールケースに入れたりするため、予算は数百万円というのが相場です。
そのため製造ロットが1000個ぐらいはないと少々恐ろしい単価になってしまいます。
また材料を厚紙印刷とダンボールとを貼りあわせて作ることが多いため、雨風に弱く屋外用としては不向き、しかも色あせしやすく耐久性もけして高くはないため、商品の販促キャンペーンが終わる2?3ヶ月後には用済みとなって捨てられてしまうものでした。
そのため残存数も少なくなり、特に人気の女性アイドルが起用されたものなどは、マニアの間でプレミアがついているものもあると聞きます。

最近は、大判のインクジェット出力とカッティングマシンが広く普及したため、小ロットでも手軽に等身大POPができるようになりました。
一個からでも制作可能なため、予算も特別な撮影などを行わない限りデザイン代込みでも10万円ぐらいということも珍しくありません。

また印刷の場合は、紙と印刷機の大きさの制限のため等身大にするためにはL判と呼ばれる紙を縦方向に2枚貼りあわせる方法がとられていました。
二つ折りにすることができるというメリットもありますが、上下二段に別れるためややスマートではありませんでした。
しかし大判のインクジェット出力の場合、ロール紙が使われるため、縦方向のサイズは制限を受けにくく一枚物の等身大POPも制作可能です。
補強用の材料もダンボールに代わり、あらかじめ糊面加工が施された発泡パネルを用いることが多く、強度も耐久性も格段に向上しています。
特に屋外広告物として使用する場合には7mm厚と呼ばれるたいへん強度の高い発泡パネルが用いられます。

出力紙とパネルを貼り合わせた後に出力紙の表側には表面保護用のシートを貼り合わせることもあります。
光沢の有り無しを選ぶこともできるので、見栄えもたいへん良くなります。
さらに人間やキャラクターの形に合わせて外周をカッティングマシンで切り取り、スタンド用のパーツを裏面に取り付ければ完成となります。

最近はお店のスタッフや社長さんをモチーフとしたお店の特製の等身大POPも珍しくなくなりました。
これらはお客様に顔を覚えてもらい親しんでいただくことにたいへん効果があります。
さらに歓迎のメッセージやセールストークの吹き出しをつけたりすることでメッセージ性の高い屋外広告物が実現できます。