ヨーロッパ発祥のテント看板はメリットが多い!種類や素材も選べます

おしゃれなカフェやパン屋さんなどに必ずといっていいほど設置してあるのが、テント看板です。

その名の通りテントのような形状の看板で、「軒先テント」や「オーニング」と呼ばれることもあります。

テント看板をメインとなる壁面看板やウインドウサインと併せて設置すれば、店舗の存在をより目立たせることが可能になります。

歩行者の興味を惹くことができる、すなわち顧客獲得にもプラスの効果が期待できるでしょう。

今回は、テント看板の発祥や取り入れた場合のメリット(効果)、種類、素材を中心にご紹介いたします。

加工方法やデザインの事例なども併せてご紹介しますので、テント看板の作成を検討されているオーナー様はぜひご参考になさってください。

テント看板の発祥はヨーロッパ!その魅力やメリットを解説します

テント看板(オーニング)はヨーロッパ発祥の看板です。

フランスやイタリア、パリ、ロンドン、オランダ…これらの国々の街並みを実際に歩いたことがある、あるいは写真を観たことがある方はなんとなく見覚えがありますよね?

ここでは、テント看板のメリットを5つご紹介します。

1.店舗をより魅力的に見せる

壁に沿って歩く人々の画像

ヨーロッパのおしゃれなカフェには、どの店舗にもテント看板が取り付けられています。

テント看板のメリットの一つに、店舗をより魅力的に見せることが挙げられます。

テントにはサーカスのイメージもありますし、デザインによっては可愛らしい雰囲気にもなりますよね。外観が華やかになることで、店舗の印象をガラリと変えることも可能です。

テントの大きさや種類によっては、広告効果も期待できるため、集客ツールとしても活躍してくれるでしょう。

2.日除けや雨避けになる

数本の傘が木の上で干されている画像

日本では戦後に「復興のシンボル」として店先にテント看板が使用されるようになり、以降、普及していきました。

当初は日除けや雨避けを目的に軒先に取り付けられていました。

現在もその利用用途は変わっていません。

そもそも、「オーニング(awning)」は日本語で「日除け」「雨避け」のことを意味しているのです。

テント看板を設置すればお客さんが雨に濡れるのを防げるため、水滴による転倒事故防止になります。

また、直射日光を遮断できるため、夏期には熱中症対策としても役立ちます。

紫外線をカットすることで商品の劣化を防ぐ役割もあり、商品を扱う店舗にとってはメリットが大きいです。

新鮮な魚介類や野菜、果物が売られている商店街などでテント看板をよく見かけるのはこのためでしょう。

3.電気代の節約になる

エアコンのスイッチを操作する写真

テント看板は直射日光を遮断するだけでなく遮熱効果にも優れており、夏期の室温上昇・冬期の室温降下を防ぐことができます。

素材にもよりますが、その効果は一般的なカーテンと同等か、それ以上期待できると考えられています。

エアコンの温度設定を上げすぎたり下げ過ぎたりする必要がなくなるため、電気代の節約になるでしょう。環境にもやさしくて一石二鳥ですね!

4.他の種類の看板よりも低価格

壁面看板や自立看板などは看板自体が大きく、使用する材料も多いためコストがかかりやすいです。

一方、テント看板はシンプルな構造で出来ており、使用する材料も少ないため、比較的安価に作成することができます。

大掛かりな工事を必要としないため、人件費も最小限に抑えられるのがメリットです。

5.看板の交換が簡単にできる

他の種類の看板は、取り付けや取り外しに手間や時間がかかるため、頻繁に交換することができないのがデメリットです。

しかしながら、テント看板は取り付けや取り外しが容易にできるため、コストを抑えつつ新しい看板に交換することが可能です。

テント看板は種類や素材が選べる!加工方法も知っておこう

一言でテント看板といっても、さまざまな種類があります。

形状や素材によって分別することができるため、看板を設置する業種や目的に応じて適切なものを選ぶと良いでしょう。

ここでは、テント看板の種類やそれぞれに適した使用用途、加工方法の一例をまとめてご紹介させていただきます。

固定式テントと可動式オーニングの2種類がある

テント看板の形状は大きく2つに分けることができます。

テント看板型の日よけがある駄菓子屋さんの写真

一つは、固定式テントです。

鉄骨材でフレームを組み立て、フレームに合わせて幕を張り付けるという加工方法です。

内側に蛍光灯を取り付ければ電飾看板になり、夜間でも視認性を失うことがありません。

また、台風などで強風に煽られても破損しにくいのも特徴です。

丸みを帯びたデザインで柔らかい印象にすることもできますし、直線的なデザインにすればシャープな印象にすることも可能です。

テントの下端を波型に加工することで、可愛らしい雰囲気になります。

可動式オ―ニングのテント看板が写ってある写真

もう1つは、可動式オーニングです。

建物に直接フレームを取り付け、幕を張り付けて作成します。

店舗の方角によって直射日光の当たる時間帯などに違いがありますが、自由自在に看板の角度を決めることができるため、日除け効果が非常に高いです。

屋外カフェテラスの屋根としても使用できます。

固定式テントに比べて取付費用が安いですが、強風で破損しやすいのが弱点です。

どちらの形状もカフェや飲食店のみならず、多業種で活用できます。

光沢調・マット調・布調の素材がある

テント看板の素材は大きく3つに分けることができます。

1つ目は、光沢感のある素材です。

主に塩化ビニール素材でできており、表面にエナメル加工が施してあります。

テントに派手さを求める場合に向いており、居酒屋などの飲食店や薬局、カラオケなどに適しています。

2つ目はマット調の素材です。

こちらも塩化ビニール素材で出来ていますが、ツヤのないタイプとなります。

清潔感や落ち着いた雰囲気を演出したい場合に向いており、サロンや洋品店、クリニックなどに適しています。

3つ目は布調の素材です。

高級感やナチュラルさを重視する場合に向いています。最近は水濡れに強い素材もあり、カラーバリエーションも豊富です。

防水機能や撥水機能、防炎機能、UVカット機能などの性能で生地を選ぶこともできます。

看板製作の専門業者に依頼すれば、生地の選定からすべて任せられますよ!

※参考サイト:シャガール|生地カタログ|住宅・店舗用オーニング生地と業務用テント素材のテイジンテント [ 帝人フロンティア株式会社 ]

ヨーロッパのテント看板を参考にしよう!SNSで見つけたおしゃれな看板をチェック

テント看板はデザインや素材によって外観のイメージを大きく変えます。

お客さんの目に留まり「入店したい」と思わせるような看板にしたいですね。

インターネット検索やSNSで見つけたヨーロッパのテント看板はどれもおしゃれで、皆さんの看板づくりの参考になりそうなものばかりでしたよ!

いくつかピックアップしていきたいと思います。

パリのカフェはテラス席が設けられていることが多く、開放感があって素敵ですね。

奥行きのあるテント看板やパラソルを取り付ければ、雨が降ってもお客さんやイス、テーブルが濡れることはありません。

落ち着いたグリーン色の素材を選べば、一気に高級感が増しますね!

ヨーロッパの街並みを見ると、テント看板が当たり前のようにあり街中に溶け込んでいます。軒先にテントが設けられているだけでおしゃれな雰囲気になりますね。

黒い素材をテント看板に選べば、遮光効果もバッチリですし、シックな印象が与えられます。

お客さんの心を掴むためには、店舗の外装や内装、インテリアに合わせた看板を設置することが大切です。

日本のテント看板には、店名や業種、キャッチフレーズなどが書かれていることがあります。

青色などの寒色系の素材は、スタイリッシュな印象を与え、オレンジ色など温かみのある暖色系の素材を選べば、初めてのお客さんに親しみやすさを与えることができるでしょう。

お店のロゴマークやイラストを入れるなどして、インパクトを持たせる工夫も必要です。

まとめ

テント看板には他にはない不思議な魅力があります。

お店の装飾効果だけでなく、機能的にもさまざまなメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか。

テント看板の作成方法は単純なようですが、実際には生地への印字やパイプの加工、フランジ接合などさまざまな工程を挟みます。

そのため、DIYで作成することは難しく、専門的な技術が必要です。

弊社・株式会社オーエスアートでは、これまでにたくさんの看板を施工させていただきました。その中には、もちろんテント看板も含まれます。

壁面看板やウインドウサインなどと同時にご依頼を承ることも可能です。ぜひ、皆さまも店舗の店頭にテント看板を設置してみませんか?

お見積りや作成のご希望があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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