かんばんは!
プランナー藤原です。
最近めっきり涼しくなり過ごしやすくなってきましたが、気候の変化に身体が追い付かず
体調崩してませんか?
「元気があれば何でもできる!シャーコノヤロー!」を最近ひしひしと感じるお年頃です。
身体の健康状態を知る上で必要なのが健康診断ですが、看板にも健康診断(点検)は必要です。
出だしはこんな感じですがちょっとマジメな話をします。
先日、以前に看板の製作施工をさせていただいたお客様より「看板の照明が落ちそう」との
連絡があり、緊急で点検に伺わせていただきました。
その看板自体は弊社で製作・取付をしていない看板だったのでどのような作りになっているかを
まず調べるところからのスタートでした。
現地に到着して早速確認したところ、横幅10mくらいの間接照明式のガラス板で蓋をされたかなり重量のある
ステンレス製のボックスがセンター部分のみで何とか固定されており、両サイドは固定が外れて重みで少し
垂れ下がっており手で触ってもゆらゆらと揺れるような状態でした。
このボックスは木の角材で組んだフレームにコンパネとケイカル板が重ねて貼り付けてありそこに取り付けられて
いました。
「7~8年前に設置した」との情報でしたが下地のコンパネやケイカル板は経年により腐っており指で触っても
ぽろぽろと崩れるような非常に危険な状態でした。
そもそも重量のある照明ボックスの固定用ビスが建物躯体まで届いておらず、下地のみに固定されている状態のため
腐食によってビスが外れて垂れ下がり浸入した雨水が低い位置に溜まりさらに状況を悪化させていました。
こんな重量物が突然落ちてきて直撃したらケガで済まないことは明白です。
この日は緊急対応での点検だったため、とりあえずはすぐに落ちないように仮止めをしその3日後に撤去作業を
行い、万が一の事態を回避することができました。
看板落下事故が発生した場合、通行人がいればケガやそれ以上の被害を出してしまうこともあり、加害者側に重い責任が問われます。
その看板の持ち主である店舗や企業のイメージ損失にもつながりかねません。
看板落下事故が発生した場合、原則としてその所有者(使用者)に管理責任が問われます。
屋外に設置されている看板の場合、常に風雨にさらされている状態です。
設置したその瞬間から劣化は始まります。
最近は猛暑やゲリラ豪雨等の影響からなのか、看板の劣化が早いような感じがします。
先に述べた今回の実例のようなことは容易に予想できるので、弊社では木材を使用した看板製作は行っておりません。
躯体には鉄やアルミ、ステンレスを使用して丈夫な看板を作っています。
ただそれでも看板は劣化します。
人間に健康診断があるように、自動車に車検があるように、看板にも点検が必要です。
今一度ご確認いただけますと幸いです。
よろしくどうぞ。