イギリスの街並みと看板

こんにちは。デザイナーの丸岡です。
前回の続きなので少し前の出来事になってしまうのですがイギリスにも足を伸ばしたのでその時に見かけたサインのことなどを書いてみたいと思います。

 

ヒースロー空港にあった光るサインです。 ロンドンの街並みやランドマークがモチーフでかわいいです


街に出ると、赤い二階建てバスや、映画で見たあの赤い電話ボックスが目に飛び込んできて、一気にロンドンに来たんだ!という実感が湧きました。

 

個性的な突き出し看板がたくさん!!

お店や施設の魅力を引き立てる多彩な看板が目に飛び込んできます。


信号もオシャレです。

ビートルズで有名なアビーロードを歩いてみました 日本人の方がたくさんいました笑


美しいと評判の本屋「ドーント・ブックス」にも足を運びました。 こちらの本屋で使われているブックバッグは、海外セレブにも愛用者が多く、大人気とのこと。 私もつい、その魅力に惹かれて購入してしまいました。

日本の本も平積みされていました。 「吾輩は猫である」もオシャレなデザインです

他にも

大英博物館

ビッグ・ベン

タワーブリッジ


シャーロック博物館

ハリーポッターのスタジオツアーなど 見どころがたくさんあり、大満足でした。


最終日、フィッシュ&チップスのバーで盛大に転んでしまい、凍りつきましたが(海外で怪我したら色々と大変らしく)

現地の方々が「大丈夫?」と声をかけ心配してくださいました。
この旅ではほかにも、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれる人や、 親切にしてくれる人、持ち物を褒めてくれる人などに出会い、心が温かくなりました。
一人で行動することも多く不安でしたが、 日本で暮らしていると便利でなかなか味わえない冒険気分を感じられ、 たまにはこういう旅も良いものだなと思いました!

猛暑ツーリング

こんにちは、看板のオーエスアートプレゼンテーション部の鹿野です。
ちょうど1か月ぐらい前ですが群馬の山間部へうどんを食べにツーリングしてきました。
目的地は知る人ぞ知る手打ちうどんの名店「いろり」
(ホントに地元の知る人ぞ知るって感じです)

外観はレトロで店内は昭和感満載です。
外には簡易的な木の看板と暖簾、中に大きな木の看板がありました。
おばあちゃんが1人でやっています。
手打ちのうどんはコシがあり、出汁の効いたスープとの相性も抜群。天ぷらも揚げたてでボリューム満点でした。

途中、道の駅万葉の里というところに寄ったら吊り橋があったので渡ってみました。
愛の奇跡なるものがありましたが相手がいないので1人でやりました…(+_+)
バイクを降りてからのひとときもまたツーリングの醍醐味。道中のワインディングも爽快で、心もお腹も満たされた一日となりました。

総走行距離約400㎞。途中、ハンドルに取り付けてあるスマートモニターの液晶パネルが外れるというトラブルはありましたが、事故もなく無事帰宅。
自然に囲まれた静かなロケーションと、あたたかい手作りの味に癒やされる、“ご褒美ツーリング”でした。
めちゃくちゃ暑かったですけど…(;^_^A

瞬時に伝わる看板を

オーエスアート デザイン課の小林です。
今回のテーマは 「誘導サイン」。
普段あまり意識しないかもしれませんが、実はとても重要な役割を果たしています。
今回は、その役割や効果、実例などをご紹介していきたいと思います。

まず、看板を見てもらえる時間は わずか0.3秒 と言われています。
通行人や運転中の人が一瞬で情報を受け取るためには、視認性の高いデザインや、必要な情報が整理された配置がとても重要です。

その中でも「誘導サイン」は、店舗や施設へのスムーズな導線をつくるために欠かせない存在です。
目立つだけでなく、「どこに行けばいいかが直感的にわかる」ことが求められます。

「お会計」の文字に加え、「¥」のマークや「CASHIER」と英語表記を組み合わせ、さらに矢印で行き先を示したサイン。
シンプルながら、わずか0.3秒で情報を伝えることができる、非常に効果的な誘導サインになっています。

ピクトサイン(絵文字のような記号)を活用することで、直感的にわかりやすい案内になります。

そこに文字情報も加えることで、さらに親切で伝わりやすいサインになります。

それでは、有名店の誘導サインも見てみましょう。

まずは ユニクロ。

ピクトサインは使わず、非常にシンプルな文字情報のみの誘導が特徴です。

たとえば、平日昼間には外国人観光客が8割近くを占めるという銀座店のように、どの国の人が見てもわかるようなサインづくりが意識されているのかもしれません。

続いては GU。

来店客の多くは、10代の男女や20代女性が占めているため、可愛らしいピクトサインを活用した、親しみやすくわかりやすい誘導が特徴です。

イラストのタッチが柔らかく、ターゲット層に合わせたデザイン戦略が見てとれます。
「わかりやすさ」だけでなく、「ブランドイメージとの統一感」も重要なポイントですね。

そして無印良品。


無印のサインは、余計な装飾を排した、シンプルかつ静かなデザインが特徴です。

ピクトサインや文字情報も最小限にとどめ、ブランドの美学に沿った統一感のあるサイン設計がなされています。
視認性だけでなく、「無印らしさ」が空間全体に一貫して漂うよう、サインも空間演出の一部としてデザインされています。

派手さはないものの、必要な情報はしっかり伝わり、静かに自然と誘導してくれる——まさに「引き算のデザイン」が活かされたサインです。

最後にご紹介するのは、有隣堂。

こちらでは、矢印が飛び出した立体的な誘導サインが使われており、思わず目を引かれます。

わかりやすいサインをつくるうえで、ただ「四角い枠に文字を入れる」だけではなく、形そのものに工夫を加える発想もとても大切です。
見る人の注意を引き、行き先を自然に誘導する——そんなサインの工夫が、有隣堂のデザインには詰まっています。

ちなみに、1つのカウンターで3種類の業務をこなす「Zoff」では、こんなふうにわかりやすいサインが設置されていました。

受付・お会計・調整/受取など、業務が一箇所に集約されているからこそ、それぞれの内容をひと目で区別できる表示が求められます。
Zoffのサインは、シンプルながら機能的で、初めて訪れるお客様にも迷わせない工夫がされていました。

当社オーエスアートでも、わかりやすさとブランドイメージを両立させた看板づくりを行っております。
お客様の目的や空間に合わせたご提案が可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
皆さまからのご依頼を心よりお待ちしております。