ポケモンに見る、気になる看板たち

こんにちは。施工部の近藤です。

先日のお休み、ポケモンのイベント会場に行くと、思わず「これ、どうやって作ってるんだろう」と足を止めてしまう看板だらけでした。

せっかくなので、看板屋の目線で気になったポイントをまとめてみます。


まず目を引いたのが、緑と白のツートンでまとめられたアーチ型の入口ゲート。新しい街に向かうゲートがうまく再現されていました曲面パネルの継ぎ目がほとんど分からないくらいきれいに仕上がっていて、タイル調の腰壁との組み合わせも凝っていました。

曲面加工は現場でも苦労するポイントなので、思わずじっくり観察してしまいました。

 


次に、顔出しパネル。レンガ調の壁を背景に、抜き型のシルエットがくっきり映えるデザイン。

輪郭のカット精度が高く、遠目でも近くでもキャラクターがはっきり分かる仕上がりでした。

 

みなとみらい駅では構内でうみぞこの街が再現されていました。

照明、サイン、オブジェの組み合わせで没入感のある展示でした。

 


マークイズ内では、天井から吊るされた巨大バルーン型サインや、ガラス面いっぱいに貼られたキャラクターのカッティングステッカーも。

スケールの大きな施工は、それだけで空間の雰囲気を一変させる力がありますね。

 

最後に、ドリンクスタンドの卓上POP。コンパクトながら世界観がしっかり伝わる作りで、こういう小型サインの完成度も侮れないなと感じました。

休日でも、つい仕事目線で見てしまうのが職業病かもしれません。次の案件のヒントにしたいと思います。

柴又散歩

こんにちは、事務の大野です。

先日、気温35℃の真夏日に柴又へ行ってきました。

土用の丑の日も間近ということもあり、柴又帝釈天の参道にある老舗うなぎ店「川千家」へ。

川千家は江戸時代から約250年以上にわたり、変わらぬ味を守り続ける柴又の名店です。
参道沿いに佇む風情ある店構えは下町の雰囲気を存分に感じられます。

運ばれてきたうな重は、ふっくらと蒸し上げられた身に香ばしく焼き上げた蒲焼が特徴。
タレは甘すぎず上品な味わいで、うなぎ本来の旨みをしっかり楽しめました。
暑い日だからこそスタミナ満点のうな重が体に染みわたります。

 

お腹を満たした後は、柴又帝釈天へ。

歴史ある境内は落ち着いた雰囲気で、真夏の暑さの中でもどこか心が安らぐ空間でした。
参道を歩くだけでも、昔ながらの下町情緒を感じることができます。

 

散策の途中には、高木屋でひと休み。

 

今回は「みたらし団子」と「草団子」をいただきました。

香ばしい醤油の風味が食欲をそそるみたらし団子と、よもぎの香り豊かな草団子は、どちらも柴又らしい素朴な味わい。
歩き疲れた体にぴったりの甘味でした。

最後は「ハイカラ横丁」へ。

昔懐かしい駄菓子やレトロゲームが並ぶ店内で、ピンボールに挑戦!
子どもの頃を思い出すような雰囲気で、大人でも思わず夢中になってしまいました。

厳しい暑さでしたが、美味しいグルメと歴史ある街並みを満喫し、参道に並ぶ老舗らしい木製看板やレトロな看板からも柴又ならではの風情を感じることができた、充実した一日となりました。

5年ぶりに「フタマタ」へ。

かんばんは。プランナー藤原です。

先日5年ぶりに運転免許証の更新に行ってきました。

場所は、神奈川県警察運転免許センター、通称「フタマタ」。

しかも今回は違反者講習です。

「またいつかゴールドを。」

そんな小さな決意を胸に、自宅を出発しました。

建物は2018年に建替えられ、コンクリートやアルミ、ステンレスとガラスの外観で無機質でシュッとしたイメージです。

見上げると、建物の最上部には大きく掲げられた

「神奈川県警察運転免許センター」

という施設名。

無機質な外観にチャンネル文字が浮かび上がるように取り付けられ、曇り空を背景にすると、不思議なくらい存在感が際立ちます。

派手ではない。

でも確実に目に入る。

公共施設らしい落ち着きと威厳を感じるサインでした。

看板屋としては、こういう「目立たせすぎない存在感」に、つい見入ってしまいます。

ただ自分の中で「二俣川」と聞いて脳内再生されるイメージは建替え前の昭和感が色濃く残るあの建物です。

時代の流れや老朽化で建替えもしょうがないのかもしれませんが、以前のあの建物のほうが私は好きでした。

施設内には案内表示が本当にたくさんあります。

けれど、不思議なくらい迷わない。

[受付]

[視力検査]

[写真撮影]

[講習室]

人の流れに合わせて自然に視線が誘導されるよう設計されていて、立ち止まってキョロキョロしている人をほとんど見かけませんでした。

これは案内表示として、とても優秀な証拠です。

良いサイン計画というのは、「見られること」が目的ではありません。

「迷わせないこと」

それが最大の役目です。

大きく表示された「写真撮影」の文字。

その下には英語表記の「PHOTO SHOOT AREA」

そして遠くからでも識別できる大きな「6」の数字。

文字の大きさ。

色のコントラスト。

余白。

情報の優先順位。

どれも実によく考えられています。

仕事柄、私はどうしてもそんなところばかり見てしまいます。

「もう少し文字間を詰めてもいいかな。」

「いや、この余白だから遠くから読みやすいのか。」

そんなことを考えている間にも、人は次々と吸い込まれるように撮影室へ入っていきます。

誰も迷わない。

案内表示としては百点満点です。

講習そのものは、決して楽しい時間ではありません。

事故映像を見て、安全運転について改めて考えさせられます。

滑舌の悪い講師の方が何度も口にしたのは、

「慣れが一番危険です。」

という言葉でした。

車の運転は毎日のようにしていると、どうしても感覚が鈍ります。

「このくらいなら。」「急いでいるから。」「一度くらい大丈夫。」

その小さな油断が事故につながる。

分かっているつもりでも、改めて聞くと胸に刺さります。

そして帰り道、ふと思いました。

看板も運転も、実はよく似ています。

優れた看板は、自分を主張しません。

ただ、必要な人を必要な場所へ導くだけです。

優れた運転も同じです。

上手な運転は目立ちません。

急加速もしない。

急ブレーキもしない。

周囲の人が安心して通れる空気をつくる。

それが本当に上手な運転なのだと思います。

新しい免許証を財布へしまい、センターをあとにしました。

次回のゴールド免許は何年後でしょうか・・・?

少なくともこれから最低6年間はブルー免許との付き合いが続きます。

次にここに来るのは3年後。

もちろん、その時も今日見た案内表示を、また仕事目線で眺めてしまうのでしょう。

職業病は、なかなか更新できそうにありません。