喫茶店・ベーカリー・洋菓子店はおしゃれで可愛い看板が人気!手描き看板の書き方もチェック

東京や横浜などの関東エリアでは、おしゃれで美味しいと有名な喫茶店(カフェ)やベーカリーショップ(パン屋さん)、洋菓子店が数多く存在しています。これから出店しようと考えている人や、お客さんを増やしたいオーナーさんは、ぜひ、看板デザインにこだわってみてください。

皆さんには行きつけの喫茶店やベーカリー、洋菓子店などはありますか?

「ある」と答えた人は、その店のどこを気に入って通っているのでしょうか。「ない」と答えた人は、通りかかった店にぶらりと入るのがお好きなのでしょうか。

いずれにしても、お店に入る時には、必ず看板を目にしているはずです。看板のデザインを入店の決め手にする人もいるくらい目に触れるもの。お客さんの興味を惹くような内容にすれば、集客に直結する可能性もあります。

今回は、東京や横浜で喫茶店・ベーカリー・洋菓子店の看板を製作する際の「デザインのポイント」や「効果的な看板の種類」、「手描き看板の書き方」をご紹介します。

関東エリアでの喫茶店・ベーカリー・洋菓子店の需要や客層は!?

商品の需要や顧客ターゲットをある程度絞れば、看板デザインの方向性も定まりやすいと思います。

そこでまず、関東エリアでの喫茶店やベーカリー、洋菓子店の需要や主な客層について調査してみました。

喫茶店の需要や客層は?

カフェ店内のテーブルの上にあるケーキと紅茶の写真。

コンビニやスーパーで気軽に食品が購入できる現代では、家庭や職場でお茶や軽食を済ませてしまうイメージがあります。確かに、喫茶店数に関して、2008年の約29万件(厚生労働省調査)に比べると、年々その数は減少傾向にあります。しかし、喫茶店の需要が少なくなったわけではありません。

総務省統計局の家計調査によると、2020年(令和2年)から2022年(令和4年)の一世帯あたりの喫茶代への年間支出金額は、全国平均6,421円です。2014年(平成26年)から2016年(平成28年)の平均額は6,045円ですから、増えていることになります。

また、トップ1・2の岐阜や名古屋に次ぎ、東京や横浜、川崎、さいたまが喫茶代にお金をかけていることが分かりました。

首都圏における喫茶店の客層は実に幅広く、20代の若い世代から60代以降のシニア世代までが利用しています。特に、東京都心にはビジネスマンや旅行客が多く集まるため、朝から晩まで集客チャンスがあります。最近では、「カフェ活」や「朝活」などの流行もあり、一人で喫茶店に入る人も多いです。コーヒー消費の多い年齢層は40代以上ですから、珈琲店の主な客層は中高齢者と考えられます。

パン屋や洋菓子店の需要や客層は?

パン屋さんの店内でホールのショートケーキが乗ったお皿をもつ女性店員の写真

コロナ禍の影響もあり、自宅でパンや洋菓子を楽しむ人が増えている昨今、個人経営の店舗の需要が高まっています。総務省統計局の家計調査では、関東エリアにおける各家庭の食パンや菓子類などへの支出金額は全国的にみても多いです。

また、食の欧米化もあり、パンを主食にする人が増えています。朝食の主食は「パン派」と「ごはん派」で1:1に分かれる傾向にあり、女性の方がパンを食べる割合が多いです。年代が高くなるほどパン派が多いという意外な調査結果もあります。洋菓子店は女性が主な客層となりますが、最近では「スイーツ男子」のような甘党の男性が増えており、一概には言えません。

※出典:家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2020年(令和2年)~2022年(令和4年)平均)

農林水産省 食生活・ライフスタイル調査

喫茶店やベーカリーは毎日通う人もいるため、「常連客」を獲得したいですね!

洋菓子店にはプレゼントを目的に訪れる人もいるため、人に勧めたくなるような店舗づくりが重要です。

喫茶店・ベーカリー・洋菓子店の看板デザインのポイントとは?

青空と花を背景に、「New Normal」と書かれたスタンド看板の画像

関東エリアの店舗では、あらゆる層をターゲットにできる反面、競合店も多いです。

お客様に興味を持ってもらうためには、その店にしかない個性や特徴が必要といえます。看板は、お店の強みを効果的にアピールできるツールですので、活用しない手はありません。

ここでは、喫茶店・ベーカリー・洋菓子店の看板デザインのポイントをご紹介します。

お店のイメージやターゲットに合わせる</h3>

お店のイメージと看板デザインがちぐはぐだと、アピール力が弱くなってしまいます。

看板は外観の第一印象を決める重要な設備ですから、主力商品やコンセプト、内外装に合わせてデザインすることが大切です。ですから、店舗のイメージや内外装を変更した時は、それに合わせて看板デザインも変える必要があります。

また、店舗の立地環境をみて、需要が期待できる客層を想定し、その客層のニーズからお店のイメージ(看板デザイン)を固めていく方法もあります。例えば、オフィス街ならビジネスマンが一人で立ち寄れる落ち着いたイメージ、若者が多く集う街なら開放的で賑やかなイメージにするといったもの。最近はレトロブームもあって、昭和の時代を思わせるアンティークな雰囲気も人気です。

お店のイメージやターゲットによって、内外装や看板デザインが大きく異なります。

東京や横浜の繁華街では、個性の強いお店が好まれる傾向にあるようです。

商品画像やイラストを入れる

初めて来店するお客さんは、店外からでは商品のイメージが沸きにくいため、看板を参考にします。看板に商品画像やイラストを入れると、「どんな商品が購入できるのか」を明確にできるでしょう。

店独自の商品や主力商品、関東エリアで需要の多いケーキやプリン、洋生菓子を目立たせると良いです。

画像優位性効果が出るため、通行人への訴求効果も高まります。画像優位性効果とは、文字だけで伝えるよりも画像で伝えた方が記憶に残りやすい現象のことです。画像は文章の7倍もの情報量があるといわれているため、看板を見てもらうためにも、画像の掲載をおすすめします。

メインターゲットを女性やファミリー層にする場合、動物をモチーフにしたキャラクターが好まれます。SNS発信してもらえれば、オンライン上でも宣伝効果を発揮しますよ!

商品画像とともに、キャラクターの掲載も検討してみましょう。

お客様が欲しい情報を入れる

店舗名や営業時間、休業日、メニュー、価格など、お客様が欲しい情報は必ず入れるようにします。完全禁煙・分煙、カウンター席・ボックス席、テイクアウト・イートインといった内容も必須です。これらの情報が不足していると、安心して入店してもらうことができません。

また、「喫茶店」「ベーカリーショップ」「ケーキショップ」など、お店の業種を明記することで、勘違いして入店されることを防げます。「美容サロンだと思って入店したら喫茶店だった」などの間違いが多いと、来店客にその都度喫茶店であることを説明しなければなりません。

実際、土産物屋と混同されやすいカフェが、看板を設置して集客に成功した事例があります。入口2箇所に看板を設置したことで、店舗の認知度が向上し、来客数が3倍以上も増えました。

※出典:厚生労働省 今日から実践!収益力向上に向けた取組みのヒント(16業種別編)喫茶店

喫茶店にもいろいろと種類があるため、コーヒーショップ、フルーツパーラー、音楽喫茶などの特徴も分かるようにしましょう。

購買意欲を高めるワードや色を選ぶ

「イチオシ」や「期間限定」など、看板に盛り込むと販売意欲を駆り立てる言葉が並べられた画像

購買意欲とは、お客様が「商品を購入したい」と思う気持ちのことです。人それぞれ考え方や価値観が異なりますが、購買意欲を高める言葉を上手く取り入れることで、集客や売上の向上に繋げられます。

例えば、“限定”という言葉に弱い人は非常に多いです。期間限定・地域限定・数量限定・季節限定など、限定と付いたワードを看板に盛り込めば、その商品を買いたいと思わせることができます。

ほかにも、おいしい・甘い・ふわふわ・サクサクといった商品の味や食感が伝わる言葉や、新商品・店長イチオシ・人気NO.1などの新しさや人気度合いを表現する言葉も効果的です。

購買意欲を高める色を使用することで、相乗効果が生まれやすいです。マーケティングの世界では、赤・青・白・黒が4大販売色といわれています。お店のイメージや内外装に合わせて、4大販売色を積極的に取り入れましょう。

喫茶店・ベーカリー・洋菓子店に必要な看板の種類とおすすめの看板デザイン

実際に看板を製作するとなると、大まかなデザインと共に看板の種類やサイズを考えなければなりません。ここでは、喫茶店・ベーカリー・洋菓子店で「効果的な看板の種類」や施工事例をご紹介します。「手描き看板の書き方」についても触れていくので、ぜひ参考にしてください。

ファザード看板(壁面看板)

Hawaiian Cafe Kieleのファザード看板(壁面看板)
Hawaiian Cafe Kieleのファザード看板(壁面看板)

お店の正面部分に取り付けられるのがファザード看板です。来店者はもちろん、遠くの人にも建物の存在をアピールすることができます。シンプルな平面板に店舗名やロゴ、業種など最低限の情報を記載するのが一般的です。ファザード看板の印象によって来店を左右する可能性があるため、慎重にデザインする必要があります。

文字の表現方法には、インクジェットシートを貼る方法と立体文字を設置する方法の2通りあります。看板にインパクトを与えたい、おしゃれで洗練された雰囲気にしたいオーナーさんには、立体文字看板をおすすめします。

ネオンサイン

看板に最適なネオンサインが展示された画像

太さ12㎜程度のガラス管にガスを充填して発光させる看板がネオンサインです。1本1本のガラス管を文字の形やロゴマークの形に曲げて製作します。

夜間でも看板を目立たせることができるだけでなく、SNS映えする点でもメリットは大きいです。レトロな雰囲気やオリジナリティが若者にも注目されており、東京都心部ではネオンサインを導入する喫茶店やカフェが増えています。

派手で華やかな印象になる分、閑静な住宅街では浮いてしまう可能性があるため、周囲の景観との調和を考慮して選ばなければなりません。また、ビジネスマンや中高齢者を客層とする店舗には向かないことがあるでしょう。

ウインドウサイン

Hawaiian Cafe Kieleのウインドウサイン
Hawaiian Cafe Kieleのウインドウサイン

窓ガラスやショーウィンドウに文字や画像を装飾する看板がウインドウサインです。インクジェットシートやカッティングシート、すりガラス調のシートなどさまざまな種類があり、通行人への宣伝効果と店内の目隠し効果の2つのメリットが得られます。広告面が広く自由度が高いため、デザイン次第でファザード看板以上の集客効果を発揮するでしょう。

ウインドウサインの主な素材は透明もしくは白色の塩ビシートですが、印刷を施したシートにUVカットラミネートや飛散防止フィルムを貼れば、紫外線の影響を防いだり、災害時にガラスが割れて怪我をする危険を低減したりできます。

インクジェットシート 1220mm×3000mmサイズフリー|デザイン看板通販 -WEBCAN-

裏面に糊が付着したUV加工のインクジェットシートです。フルカラーで印刷可能ですので、喫茶店のメニューやパン、ケーキなど目玉商品の画像やイラストを入れることもできます。

シートの材質は4種類から選べますので、ガラス面や建物の壁などに設置できます。

販売価格(税込):25,364円~

袖看板・ポールサイン

丸く赤いデザインが特徴的なCAFEのポールサイン(袖看板)の写真

建物から突き出した形で設置されているのが袖看板です。ポールを立てて道路側に看板を設置するポールサインと呼ばれるものもあります。テナントビルで2階以上にお店が入っている場合や、建物が奥まった所にある場合にお店の存在をアピールすることが可能です。

ファザード看板は正面からでないと看板が確認できませんが、袖看板は側面からでも確認できるため、歩行者の目印になる重要な役割を持ちます。

東京や横浜の繁華街のような建物が密集している場所では必須といえます。

スタンド看板・手描き看板

黒のフレームに木目調パネルがついたCAFEのスタンド看板

地面に立てて使用する看板がスタンド看板です。A型看板、T型看板、L型看板など形状によりさまざまな種類があります。

店舗名やキャッチコピー、連絡先が掲載されることもありますが、メニューや価格表としても活用できます。移動が簡単な看板ですので、店舗の入口や店内など好きな場所に設置可能です。コストがかからない上に通行人の目に留まりやすく、メリットの多い看板といえます。

喫茶店やベーカリー、洋菓子店では黒板タイプのサインやマーカーボードなどの手描き看板をおすすめします。

手描き看板の基本の書き方

  1. お店の名前やキャッチコピーなど特にアピールしたい内容を選び、看板の4/1~1/3程度のスペースに大きな文字を描きます。視認性を高めるため、文字に厚みを持たせると良いです。
  2. 主力商品や売り出したい商品の写真を貼り付ける、もしくはイラストを描きます。商品を紹介する場合は、価格を必ず記載するようにします。
  3. 営業時間や休業日、メニュー、キャンペン情報などを簡潔に描きます。

目を惹く手描き看板のポイント

  • トレンドや流行を意識したフレーズを使う
  • 特にアピールしたい文字は、目立つ色(黒板の場合は白や赤、黄など)で描く
  • イラストを描く場合はクオリティにこだわる
  • イラスト以外に使う色は2~3色がベター
  • 笑顔のイラストや写真を入れると親しみやすい印象になる
  • 写真やイラストを入れない場合は、シールや造花でデコレーションする
  • 文字間隔や行間を適宜とって丁寧に描く
黒板Aサイン SP-911|デザイン看板通販 -WEBCAN-
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両面表示できるA型看板はカフェなどで人気です。片面をお店の広告として、もう一方をメニュー表として使用するなど応用が利きます。4色展開しているので、出したい雰囲気に合わせてお選びください。重量2.8㎏と看板にしては軽量のため、女性でも移動できます。

販売価格(税込):14,057円~

喫茶店・ベーカリー・洋菓子店のおすすめ看板デザインを施工事例でご紹介!

弊社・オーエスアートは、東京や神奈川、埼玉、千葉のエリアで看板製作を行っている看板専門店です。関東エリアの店舗様の施工実績が豊富で、SNSでもたびたびご紹介いただきます。

ここでは、実際にオーエスアートが施工させていただいた店舗様の看板をご紹介いたします!

Primeiro様(神奈川県川崎市)

小田急線登戸駅3分、おいしい焼き立てメロンパンが人気のPrimeiro様のファザード看板を施工させていただきました。メロンをイメージしたカラーを基調に、主力商品のメロンパンのイラストを大きく掲載しています。

藤子・F・不二雄ミュージアム近くという立地を生かし、お子さまや家族連れにも喜ばれる可愛らしいデザインにしています。

REMOTION様(東京都西東京市)

バイクショップREMOTION様が展開するバイカーズカフェ・The Over Head Caféの壁面看板、ウインドウサインを製作いたしました。本格的なコーヒーが楽しめるカフェとのことで、コーヒーのイラストを随所に入れています。

遠方からの視認性を高め、かつ上品さを維持するよう意識しました。海外のおしゃれなカフェを彷彿とさせる外観です。

大正屋ブーランジェリー様(埼玉県越谷市)

埼玉県越谷市のベーカリーショップ・大正屋ブーランジェリー様の看板を製作させていただきました。お店のマスコットキャラクター「もぐま」や主力商品「大正屋食パン」のイラスト、立体文字を組み合わせ、存在感の強い看板に仕上げています。

SNSでは、おいしいパンとともに看板が紹介されることも。オープンから話題となり、客足が途絶えないと評判です。

まとめ

赤レンガ造りのカフェの外観写真。壁掛け看板などが使用されており分かりやすい外観。

看板はお店の“顔”といわれるくらい重要な役割をもちます。特に、飲食を扱う業種では清潔感が大切ですから、汚れや老朽化が目立つ看板は厳禁です。

慣れ親しんだデザインをそのまま生かすのもいいですが、思い切ってデザインを一新してみるのも一つの手。看板を新しくしたらお客さんが増えた・売上がアップしたというケースは珍しくありません。

弊社・オーエスアートでは、集客力をテーマとした「集客特化プラン」、外観をトータルでデザインする「外装+看板プラン」、コストカットを重視した「価格重視プラン」の3つのプランをご用意しております。東京・神奈川・埼玉・千葉の喫茶店・ベーカリー・洋菓子店の看板製作はお任せください!

また、対応エリア外にお住まいのお客様にもご利用いただけるよう、看板通販サイト「ウェブカン」を運営しています。こちらもぜひご利用ください。

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