【後編】アパレル関係の看板リニューアルは今がチャンス!看板の種類や製作事例をご紹介

記事の前編では、東京や横浜のブティックや古着屋、中古ブランド専門店などのアパレル関係の看板について、製作ポイントを店舗の種類別にご紹介しました。

後編では、引き続きアパレル関係の看板デザインのついて詳しく解説していきます。

ファッションやトレンドに関心が深い方が顧客ターゲットになるため、ほかの業種以上にセンスや創造性が求められます。

アパレル需要が回復している今だからこそ、お客さんの心をしっかり掴みたいものですね。

今回は、看板の種類やSNSで見つけたおしゃれな看板、弊社の施工事例を中心にご紹介しますので、看板の新規設置やリニューアルをご検討される上での参考にされてください。

アパレル系店舗で集客効果を上げる看板の種類とは?

看板と一言でいっても実にさまざまな種類があり、アパレル系店舗で集客効果を上げるには、そのいくつかを上手く取り入れる必要があります。看板は店舗の存在を知らせるメイン看板と具体的な情報を伝えるサブ看板とに大分され、組み合わせによって相乗効果も生まれるのです。

看板製作でもっとも重要といえる、「必要な看板の種類」「訴求力を高める看板デザイン」について詳しく解説していきます。

壁面看板(ファザード看板)

壁面看板がある店舗の前に高級車が止まっている写真

メイン看板を代表するのが壁面看板で、主に建物の正面部分に設置されることから「ファザード看板」とも呼ばれます。

壁面看板はお店の顔といえる存在で、外観の印象を大きく左右する要素ですから、入店の決め手になる可能性があります。

◆壁面看板の目的について

壁面看板には、ショップ名やブランドロゴを入れるのが一般的で、ある種「表札」のような役割を持っています。この看板があることで、初めて来店するお客さんや通行人に店舗の存在を知らせることが可能です。看板デザインで店舗のコンセプトを表現することもできます。

◆壁面看板をデザインするポイント

お客さんから見えやすくするために、遠くからでも目立つ看板にすることが大切です。看板のサイズ自体を大きくする方法も有効ではありますが、下品な印象を与える恐れがあります。ですから、視認性の高いフォントで文字やロゴを目立たせる、背景色と文字色のコントラストを強くするなど細かな工夫が必要です。おしゃれと思わせるには、目立つ色を使うだけではなく、衣類のジャンルやファッション系統に合わせるのもポイントです。

参考記事:【前編】アパレル関係の看板リニューアルは今がチャンス!デザインのコツを店舗別に解説!

◆背景色と文字色の組み合わせ

黒に丸い黄色の配色のある画像。看板の配色に合う色合い。

目を引く看板デザインの共通点といえるのが、文字が読みやすい背景色が用いられていることです。白や黒、グレーなどの無彩色と赤や青、緑などの有彩色の組み合わせは相性が良いため定番。例えば、白と赤、黒と黄色、グレーとオレンジなどです。一体感のあるデザインにしたい時は、明度の高低差を活用しても良いでしょう。ただし、自治体によって看板の地色や彩度、蛍光色が制限されている場合があるため、事前に確認が必要です。

◆壁面看板の素材の選び方

アパレルショップにおける壁面看板の素材は、店舗イメージに影響を与えます。店舗の種類によって選び方が異なるため、一例をご紹介しますね。

素材与えるイメージおすすめの店舗
アルミ複合板カジュアル系統の衣料品店
ステンレス重厚感、高級感スーツやフォーマルウェアの衣料品店、中古ブランド専門店
アクリル爽やか、清潔感きれいめ系統の衣料品店、アクセサリーショップ
木材暖かい、アットホーム、手作り感ハンドメイドの雑貨・アクセサリーショップ

雨や錆びに強い、デザインの自由度が高い、価格が安価というメリットがあるため、最近ではアルミ複合板が主流となっています。

東京のファッション街の看板はおしゃれで目立つものが多いですが、ブランドコンセプトに沿ったデザインや街の雰囲気に溶け込むデザインは街ゆく人に好印象を抱かせます。最近では、サイズや派手な配色に頼る看板よりも、感性や独創性を感じさせる看板が増えているようです。

立体文字看板

昨今のアパレルショップで主流となっている立体文字看板は、壁面看板の一種です。素材を店舗名やロゴの形に切り抜いて製作する看板で、厚みのない切り文字看板と金属を用いた厚みのある箱文字看板の2種類があります。

切り文字看板には、金属のほかに木材やカルプ、アクリル、アルミ複合板などさまざまな素材が用いられており、ボルトで取り付ける方法や接着剤で貼り付ける方法があります。

ボルトで取り付ける方法だと文字が壁面から浮き出して見えるため、いっそう立体感が演出できておすすめです。

夜間も営業する店舗であれば、視認性を高めるために照明の併設が必須です。表面からスポットライトで文字を照らす外照式や、看板の後ろ側からLED照明を当てるバックライトチャンネル文字、LEDを内蔵した箱文字看板など選択肢も多いです。

立体文字看板は単独でも十分存在感があるため、シンプルな配置でも通行人の目を引く看板デザインに仕上げられます。

原宿のような華やかなショッピング街では、樹脂をチューブ状に加工した「LEDネオンサイン」を立体看板と併設している店舗も多いです。

袖看板

袖看板が多く見える商店街の写真

東京や横浜にはテナントビルが密集するエリアがあり、通行人や車の運転席からは店舗の入口が分かりにくいことがあります。そんな時に、目印になってくれるのが袖看板です。袖看板は建物の壁面や柱から突出するように設置されるため、突き出し看板とも呼ばれます。

1つのビルに複数のテナントが入居している場合でも、袖看板があれば目的の店舗を発見しやすく、お客さんを誘導することも可能です。シチュエーションによっては壁面看板よりも先に人目に触れることになるため、おしゃれで目立つデザインにしたいものです。

形状や素材、大きさなどはさまざまですが、掲載する情報は「店舗名とロゴ」のように最小限に抑えるのが好ましいでしょう。

オリジナリティに溢れる看板は街のシンボルにもなります。アパレル関係の看板では、メイン看板とサブ看板をコーディネートするような感覚が大切です。

ウインドウサイン

路面店の出入口やテナントビルの窓など、窓ガラスに貼るタイプの看板がウインドウサインです。店名や営業時間などの情報を伝達するだけでなく、外装の装飾としての活用もできます。ウインドウサインに使用されるシートは主に3種類です。

◆カッティングシート

塩ビ製のシートから文字や図形などを専用機材でカッティングし、裏面の糊で貼り付けるシートです。単色を色鮮やかに表現できますが、グラデーションなど繊細な表現は難しいため、店名やロゴなどシンプルな看板デザインに向いています。

◆インクジェットシート

カッティングシートと同じく塩ビ製のシートですが、大型プリンターで印刷し、出力面にラミネート加工を施すのが特徴的です。耐久性が高く、グラデーションや画像、イラストなどを幅広く表現できます。複雑なデザインの看板を製作したい場合に向いています。

◆すりガラス調シート

シートの表面に凹凸があり、通常の窓ガラスをすりガラスのように見せられるシートです。店内の目隠しや外観の高級感を演出するのに用いられます。

ウインドウサインがあるのとないのとでは、外観のイメージが大きく異なります。店名やロゴマークが描かれているだけでも強いインパクトを与えられるため、ガラス面の大きい店舗ではぜひウインドウサインを取り入れていただきたいです。

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テント看板

ヨーロッパのカフェを彷彿とさせるテント看板は、商店街のブティックなどで多く見かける看板です。お客さんに親しみやすさを与えてくれるため、呼び込み効果が期待できます。

テント看板に用いられるターポリン素材は、ポリエステルの布を塩化ビニル製樹脂で挟んだり塗料を塗ったりすることで強度を高めたものです。防水性があり雨水にも強いため、屋外に設置するのに向いています。

軒先の出が浅いテント看板は可愛らしいイメージになりますが、機能性を求めるならば軒が深いテント看板をおすすめします。軒が深ければ雨除けや紫外線対策にも役立ちますし、形状を工夫すれば多くの情報を掲載できます。

テント看板は洋風な建物にも合いますが、日本家屋やレトロな雰囲気との相性も抜群です。メイン看板との組み合わせ次第では、遠くから目立つ看板に仕上げられます。

スタンド看板

スタンド看板は、「STAND」という文字通り、立てて使用するタイプの看板です。設置に特別な工事は必要なく移動が容易なため、店舗の出入口や店内など好きな場所に置けるのがメリットです。

スタンド看板は形状ごとに種類が分けられており、両面印刷が可能なA型看板やT型看板、片面印刷のL型看板・R型看板などがあります。

T型看板の一種に電飾スタンド看板というものがあります。こちらは本体内部にLEDが内蔵されているため、暗い場所でも看板を目立たせることができ、夜間営業のお店の必需品です。

一般的な衣料品店や中古ブランド専門店なら、スタイリッシュさが際立つT型看板やR型看板がおすすめ。古着屋やハンドメイド雑貨、アクセサリーショップであれば、木製のA型看板やL型看板、手書き看板をおすすめします。

シンプルで洗練されたデザインにできる一方、目玉商品を多数掲載して賑やかなデザインにすることも可能です。使い方ひとつでイメージをガラリと変えられるのがスタンド看板のメリットといえます。

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ブティックや古着屋のオーナーさん必見!実際の看板デザイン例をご紹介します

どんなに良質な商品を販売していても、店舗の存在に気付いてもらえなければ集客アップは難しいです。また、建物の外観がお店の第一印象を決めるため、入店してもらうには看板を含めた外装が魅力的でなければなりません。

弊社・オーエスアートは、東京・神奈川・埼玉・千葉のエリアで看板製作を行う看板専門店です。アパレル関係の看板デザインや施工にも自信をもって対応しております。

ここでは、実際にオーエスアートが製作した看板の一部をご紹介していきます。

ウエストヴィレッジ様(東京都大田区)

東京都大田区にある古着専門店「わがままビンテージ」様の看板を施工いたしました。

カジュアル衣類を中心に古着や雑貨の買取や販売を行っているお店のため、看板製作では個性や可愛らしさ、レトロ感を大切にしました。

とはいえ、閑静な住宅地という立地ですので、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上げています。

手書き風のフォントで親近感を、シンプルなウインドウサインで上品さを演出しています。

株式会社ノマディクス様(東京都渋谷区)

東京都渋谷区にあるシューズブランド「Vivobarefoot」様の看板を施工いたしました。

“足が持つ本来の力と感覚を取り戻し地球と再びつながる。”という理念に加え、力強さ・活力・機能性など商品の特質を看板デザインにそのまま反映させています。

ブランドロゴや壁面が暖色ですので、一見すると無機質なイメージのステンレス切り文字も冷たさを感じさせません。遠くからでも目立つ看板に仕上がり、通行人の目を惹いているようです。

買取エージェント様(東京都中野区)

東京都中野区にある買取エージェント様の看板を施工いたしました。

競合を含め複数の店舗が集結する中野ブロードウェイ内に位置するため、「とにかく目立つこと」に重点を置いています。

その一方、ブランドバッグや貴金属、時計など高価な品物を扱うお店であることも意識しました。例えば、使う色を最小限に抑えたり、外照式と内照式といった2種類の照明を用いることで高級感や重厚感を演出したりしています。

まとめ

白を基調としたアパレル店内の写真

ブティックや古着屋、中古ブランド専門店などのアパレル関係の看板について、前編後編と解説しましたが、いかがだったでしょうか。

アパレルの需要が回復したとはいえ、東京や横浜などのショッピング街には数えきれないほどの店舗が建ち並びます。お客さんに来店してもらい、リピーターになってもらうには、競合にはない強みが必要になってくるでしょう。

内装やショップスタッフ、商品自体など差別化できる要素はたくさんあれども、第一印象の決め手になるのはやはり「外観」です。お客さんにお店の敷居を跨いでもらうには、看板デザインが非常に重要となります。

弊社・オーエスアートでは、屋外広告士監修のもと、東京・神奈川・埼玉・千葉のエリアにて、アパレル関係の看板製作に対応いたします。衣料品の店舗では外観が集客数に直結することもあります。新規オープンやリニューアルの際は、外装を含めたトータルプロデュースを弊社にお任せください。

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