東京や横浜で需要急増!ホテルや宿泊施設の看板デザインはどう決める?

日本には数々の観光名所があることから、日本人観光客のみならず、外国人観光客も年々増加しています。

中でも流行や文化の中心となる東京都、東京ディズニーリゾートを構える千葉県浦安市、みなとみらいや中華街など人気スポットの多い神奈川県横浜市が人気を集めています。

遠方から関東圏に旅行に来られる方は、日帰りではなく、「1泊2日」などの宿泊プランで現地を訪れるケースが多いです。

観光やレジャーを楽しんだ後、旅の疲れを癒すために旅行客の人々が訪れるのがホテルをはじめとする宿泊施設。看板のデザインが宿泊施設のイメージを大きく左右することを忘れてはなりません。

今回は、宿泊施設で必要性の高い看板の種類、東京や横浜でおすすめの看板デザインや製作事例をご紹介します。

宿泊者数が多いエリアや需要の多い宿泊施設のタイプとは?

家族で日本地図を見て旅先を決める写真

はじめに、現在国内のどのエリアに宿泊者数が集中しているのか、需要の多い宿泊施設はどのタイプかを知っておきましょう。

宿泊者数が多いエリアはどこ?

観光庁の令和3年1~12月「宿泊旅行統計調査報告」によると、日本全国の宿泊施設数は約62,000ヶ所。1年間の延べ宿泊者数は全体で3億1,777万人もいることが分かっています。

都道府県別にみると、全国でもっとも宿泊者数が多いのは東京都で3,824万人、全体の12%を占めています。4位に神奈川県、6位に千葉県が入るなど、47都道府県の中でも関東エリアの宿泊者数は非常に多いです。

外国人宿泊者数がもっとも多いのは東京都で、2位の千葉県と合わせると全体の約半数を占めています。

需要の多い宿泊施設のタイプは?

「宿泊旅行統計調査報告」では、宿泊施設のタイプを、旅館・リゾートホテル・ビジネスホテル・シティホテル・簡易宿所・会社、団体の宿泊所の6種類に分けて調査が行われています。

その結果、もっとも宿泊者数が多いのはビジネスホテルで1億6,549万人、次に多いのが旅館で4,755万人、続いてシティホテルで4,108万人となりました。

この調査結果は、観光やレジャー、ビジネス、出張などさまざまな目的で宿泊施設を利用する人がいることを裏付けているといえます。

つまり、宿泊施設のタイプによってお客様に好まれるおもてなしの方法も異なるというわけですね。

出典:国土交通省 観光庁 宿泊旅行統計調査報告

看板デザインの方向性を左右する!宿泊施設のタイプ別の特徴とは?

宿泊施設はタイプ別でお客様に要求される雰囲気・サービスに違いがあります。

それぞれの特徴を知っておくことで、看板デザインの方向性が定まりやすくなるでしょう。

旅館

旅館の部屋の写真。落ち着いた温かみのある室内風景

主に和式の構造や設備を設けて人を宿泊させる施設のことです。日本的な雰囲気や温かみのあるもてなし、その土地ならではの食材を用いた食事などが好まれます。

木材や手書き文字など、手作り感のある看板が適しています。

リゾートホテル

リゾートホテルのプールの写真。青空が広がり爽快感のある写真

観光地や保養地などに立地する宿泊施設で、周辺が山や海などの自然に囲まれていることが多いです。リゾート気分が満喫できる設備が求められます。

建物に合わせた大きな看板が必要になることがあり、高級感や景観との調和が重視されます。

シティホテル

シティホテルが立ち並ぶ風景写真。スタイリッシュな雰囲気

市街地に立地する大型の宿泊施設のことです。さまざまな目的で利用されることから、レストランや結婚式場、ジム、プールなどの設備が充実しています。

不特定多数の人が出入りすることを踏まえ、看板がサイン(案内板)としての役割を果たすことがあります。設備が多ければ多いほど必要な看板の種類も増えます。

ビジネスホテル

ビジネスホテルの外観。スタイリッシュできっちりした印象

ビジネス(出張)を目的に、1名で宿泊することを想定した施設です。駅前など利便性の高い場所にあること、料金が安いこと、サービスが必要最低限であることなどの特徴があります。

過度なホスピタリティは好まれない傾向にあるため、看板デザインもシンプルで機能的なものが良いでしょう。

簡易宿所

ログハウスの簡易宿泊所の外観。気を使ったぬくもりを感じさせる印象

宿泊場所を多人数で共用する施設のことです。民宿やペンション、キャンプ場のコテージなどが一例として挙げられます。

ぬくもりのある木材を使用した看板やロゴマーク、イラストの入ったユニークな看板はお客様に好印象を与えるでしょう。

アパートメントホテル

アパートの外観のホテル。

別名「アパートスタイルホテル」と呼ばれ、客室にキッチンや家電製品が置かれている宿泊施設のことです。長期滞在するお客様が多く、通常の住宅のように利用できることを強みとしています。

東京や横浜などの関東エリアにおいては、都会らしい洗練されたデザインの看板を設置することで周囲とよく馴染むでしょう。

宿泊施設で必要性の高い看板の種類やおすすめの看板デザイン

接客やおいしい料理もお客様をもてなす重要な要素です。しかし、来館者を最初に出迎える看板が与える第一印象はホテルや旅館のイメージを決定づけるといっても過言ではありません。

ここでは、「現代の宿泊施設に求められている看板デザインとは何か?」をテーマに、東京や横浜の宿泊施設に必要な看板を6種類ご紹介します。

ホテル銘板(壁面看板)

ホテルや旅館の名称が書かれたプレート状(板状)の看板をホテル銘板と呼びます。

ホテル銘板は設置方法によって2種類があり、建物の外壁に設置する壁面看板、自立型モニュメントに取り付ける自立看板に分けられます。

主にお客様専用の出入口や建物周辺に設置される看板で、ホテル名(日本語+英語表記)やロゴマークなど掲載する情報は最小限に留めるのが望ましいです。

ステンレスや御影石、アクリルなどの素材を使用することが多く、夜間の視認性を向上させるため、看板の内外部にLEDライトを取り付ける場合があります。

旅館やシティホテルでは、看板の表面に凹凸をつける「梨地加工」を施して高級感を演出することがあります。

宿泊施設の規模や取り付ける位置によっては、高所作業を伴うことがあります。

従業員より先にお客様を出迎える看板は宿泊施設の「顔」です。清潔感を保つため、定期的にリニューアルすることをおすすめします。

立体文字看板(壁面看板)

木製のアルファベットがおかれた写真

壁面看板の一種で、文字を立体的にかたどったものを立体文字看板といいます。

立体文字を使うことによって、宿泊施設の名称を目立たせることができ、集客効果も期待できます。

立体文字は「箱文字」と「切文字」の2種類に分けられ、それぞれ特徴が異なります。

箱文字は厚みがあり立体的ですが、切文字は薄くて平面的です。箱文字には、カルプ材を用いた軽量のカルプ文字、金属を用いた重厚感のあるチャンネル文字の2種類があります。

照明を併設するのであれば、チャンネル文字とLEDライトを組み合わせたバックライトチャンネル文字がおすすめです。壁に反射した柔らかい光で文字の背面が照らされ、優しい印象を与えます。また、間接照明と似た効果があり、落ち着いた空間を演出することができるでしょう。

建物の壁面に銘板として設置するだけでなく、館内の誘導サインとしても利用できます。

例えば、以下のような用途で使用できます。

  • 各階の階段付近やエレベーター横、廊下に「〇F」と階数を表示する
  • 各客室のドアやドア付近に部屋番号を表示する
  • 部屋数が多いホテルで、矢印とともに「〇号室~〇号室」と記載してエリアを示す
  • トイレやパウダールーム、従業員ルームなど部屋の用途を示す

場所や用途を問わず使用できるのが立体文字看板の利点です。光沢感のある鏡面加工やツヤを消すヘアライン加工などさまざまな加工方法に対応できるため、ホテルから簡易宿所まで、あらゆる宿泊施設で活用していただけます。

袖看板(突き出し看板)

袖看板が立ち並ぶ商店街の写真

建物から突き出した形で取り付ける縦長の看板です。着物の袖に形が似ていることから、袖看板と呼ばれています。建物に直接取り付けることもあれば、隣接する支柱に取り付けられることもあります。

東京都心など路地の多い場所では、ビルのテナントに誘導する目的で使用されるケースが多いです。駅前や繁華街に立地するビジネスホテルには必要不可欠な看板といえるでしょう。

LED照明を内蔵すれば、夜間に来館されるお客様の良き目印になってくれます。

四角形にこだわる必要はなく、施設のイメージに合わせて形をアレンジすることが可能です。例えば、角丸タイプの袖看板は穏やかで優しい印象になりますし、丸型の袖看板は可愛らしく親しみやすい印象になります。

高所に取り付けるケースが多いため、アクリルやアルミなど軽量の素材が使用されます。最近では、FFシートと呼ばれる素材が一般的になりました。FFシートはLEDライトが併設できる素材で、台風などにより看板が破損した際に破片が通行人に当たって怪我をする危険を防ぐことができます。

ホテルや旅館は夜間の来館者が多いため、LED照明を内蔵して袖看板を目立たせ、集客アップを目指したいですね!

ホテル銘板や立体文字などと併せて設置すれば、相乗効果が期待できるでしょう。

垂れ幕(横断幕)

ターポリンという、ポリエステル系の生地と軟質塩化ビニールの合成樹脂素材で仕上げた素材の看板です。

お祭りや屋台、運動会、学園祭などのイベントごとで使用される頻度が高いため、誰もが身近に感じられるでしょう。

茶店や土産物店、呉服店など“和”のイメージが強い店舗でも活用されているため、旅館の出入口や館内の土産物コーナー、喫茶店に設置するのに最適です。

フェンスや柵、ポールなどに括り付けて使用できるため、屋外に設置することも可能です。大きな垂れ幕が掲げてあるだけで賑やかな雰囲気になり、力強さをアピールすることができます。

温泉や名物料理などを効果的にPRできるのが垂れ幕のメリットです。

単色の背景と大きな文字を合わせた、シンプルなデザインでも十分人目につきます。観光でその土地を訪れた人が、思わずふらっと立ち寄りたくなる気分にさせられることでしょう。

【ウェブカン】の垂れ幕・横断幕はこちらでお求めいただけます

垂れ幕・横断幕 1820mm×3640mm サイズフリー|デザイン看板通販 -WEBCAN-
垂れ幕・横断幕 1820mm×3640mm サイズフリー|デザイン看板通販 -WEBCAN-

垂れ幕・横断幕は小さなサイズから大きなサイズまで幅広くご用意があります。

「旅館や民宿でメインの看板として使いたい」「ちょっとした商品PRをしたい」など、さまざまなニーズにお応えすることができますよ♪

販売価格(税込):9,039~91,289円

フロア案内板(避難経路図)

避難案内図の乗った施設内案内板

フロア案内板は、宿泊施設の見取り図を記すことで位置関係が把握できる看板です。

主に、出入口付近や各階の階段、エレベーター付近に設置されます。

旅館やリゾートホテルのような観光地に立地する施設では、館内の見取り図以外に周辺の地図や観光スポットの案内などが記載されることがあります。また、キャンプ場などでコテージが複数ある場合も案内板が必須といえるでしょう。

シティホテルやビジネスホテルなど上層階があるホテルでは、エレベーター内外部に各階の案内板を設置するのがおすすめです。

また、消防法及び火災予防条例において、非常口や避難経路、消火器の位置を記した避難経路図を設置することが義務付けられています。

館内の廊下だけでなく、各部屋のドアに直接貼るもしくはドア付近に設置しておくことでお客様に安心していただけます。

フロア案内図や避難経路図を製作する際は「分かりやすさ」「正確性」が要求されます。

※参考サイト:東京消防庁 消防関係法令(消防法及び火災予防条例)の違反に関する解説

宿泊施設に泊まるお客様にとって、フロア案内板や避難経路図はなくてはならないものです。SNSでも「ホテルの館内マップがなくて困った」という声を多く見かけます。

フロア案内板や避難経路図を眺めることを楽しみにしている人も少なくないため、丁寧に製作したいですね♪

スタンド看板

店先においてあるスタンド看板。案内として見やすい

スタンド看板は、文字通り立てて使用する看板のことです。飲食店や居酒屋などの店頭でよく用いられているため、街中でも目にする機会が多いでしょう。

主に店名や商品メニュー、価格などが表示されますが、イベント会場や駐車場の案内・誘導サインとして用いることもできます。

形状によって「A型看板」「T型看板」「L型看板」「R型看板」などの種類があります。

宿泊施設においても使用用途は多岐に渡るため、さまざまな場面で活用することができるでしょう。

例えば、以下のような用途で使用できます。

  • 関係者以外立ち入り禁止の表示をして、従業員スペースへのお客様の立ち入りを禁止する
  • 「P」「駐車場」「駐車禁止」の文字を表示することで、正しい場所に駐車してもらう
  • 館内レストランや土産物店の店頭に設置して集客効果を高める、地域限定商品や季節限定メニューのPRを行う
  • 温泉がある施設の場合、大浴場や露天風呂、サウナの案内を行う
  • ロビーやラウンジ、サロン、宴会場、式場など各施設の案内を行う

【ウェブカン】のA型スタンド看板はこちらでお求めいただけます

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軽量で耐久性の高いアルミ複合板で製作されたスタンド看板です。豊富なサイズ・2色(白/黒)カラー有・屋外OK・両面OK・折り畳み可と5つのメリットがあり、宿泊施設の種類を問わずご利用いただけます。

販売価格(税込):38,767~102,805円

【ウェブカン】の電飾スタンド看板はこちらでお求めいただけます

ADO-900NE-LED|デザイン看板通販 -WEBCAN-

LED照明が内蔵された電飾スタンド看板もございます。新設計『エッジ式LED』採用により、省電力で均一な配光・明るさを実現しています。

カラーはブラックとシルバーの2色から選択可能です。高級感のあるスタイリッシュなデザインですので、東京や横浜など都会の宿泊施設にも馴染みます。

販売価格(税込):139,398~210,986円

関東エリアの宿泊施設におすすめの看板デザインを実際の製作事例でご紹介!

弊社・オーエスアートは、関東エリアを中心に看板製作を行っている看板専門店です。これまで、東京、神奈川、埼玉、千葉の宿泊施設様の看板を多数制作してまいりました。

ここでは、実際にオーエスアートが施工させていただいた宿泊施設様の看板の製作事例をご紹介いたします!

ホテル 西川口ウィークリー様(埼玉県西川口市)

1名から宿泊可能、カップルやファミリーでも利用可能なアパートメントホテルの看板を製作しました。イラストや手書き風文字を加えて親しみやすい雰囲気に。部分的に明るい色を使用することで、PRポイントを強調しています。

ビジネスホテルサンパレス様(東京都荒川区)

ビジネスホテルの立体文字看板を製作しました。住宅街に立地するため、周囲の景観を損ねないよう落ち着いたデザインに仕上げています。情報量を最低限に留めているため、遠方からの視認性も十分ではないでしょうか。

湘南台第一ホテル様(神奈川県藤沢市)

湘南といえば海や水族館が有名ですね。美しい海を彷彿とさせるような、濃い青の自立看板を設置しました。文字色に白を選ぶことで爽やかなイメージになっています。写真を撮影した日はちょうど雪が降っており、青い看板と雪との色合いがとても綺麗でした。

他にも多数の施工実績がございますので、公式インスタグラムをご覧ください!

まとめ

旅行に持っていくスーツケースの写真。

今回は、東京や横浜でおすすめの看板デザインや製作事例をご紹介しました。

関東エリアは観光やレジャーのみならず、ビジネスで来られる方も多く、気軽に宿泊できるビジネスホテルの需要が非常に高いです。

東京や横浜に看板を設置するなら、デザイン性・機能性・安全性の3つの要素を兼ね備えていることが理想的でしょう。

宿泊施設では多くの案内板やサインを必要とします。利用するお客様の目線に立ち、「どんな看板があったら便利なのか」を考えることが大切です。

弊社オーエスアートでは、東京、神奈川、埼玉、千葉の宿泊施設様の看板を館内丸ごと製作することも可能です。

また、関東圏外にお住まいのお客様にもご利用いただけるよう、看板通販サイト「ウェブカン」を運営しています。どうぞお気軽にご利用ください。

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