皆さん、こんにちは!神奈川県厚木市にある看板製作屋・オーエスアートです!
看板製作ではデザインが最重要と考える方は多いと思いますが、せっかく集客力の強い看板でも設置場所を間違えると十分に効果が出ません。
これから看板を設置しようと考えているオーナーさんに知っておいていただきたいこと。それは、看板の位置が来店数に影響するということです。
今回は、看板の効果的な設置場所について解説します。
集客のコツや来店数が下がるNG例、製作事例なども紹介するので、看板の位置をシミュレーションしてみてくださいね。
看板の位置で来店数はどう変わるのか
看板は、設置するだけで集客できるとは限りません。集客効果を発揮するには、「置く」ではなく「見せる」ことが重要です。どんなにデザイン性が高く優れた看板でも、ターゲットに認識されなければ意味がありません。
逆にいえば、看板の位置で来店数は変わるということです。
看板の設置場所で視認率が変わる

日本屋外広告フォーラム(旧:屋外広告調査フォーラム)の調査では、より効果的な看板製作のためには看板の視認率が非常に重要と結論づけています。
さらに、同フォーラムの調査結果では、以下の要素が看板の視認率に大きな影響を与えるとされています。
- 視認距離
- 掲出地点数
- 提出期間
- 設置の角度
- 広告内容
上記のうち、「視認距離」や「設置の角度」は看板の位置の一要素と考えられます。
さらに、視認率の予測値を試算した資料では、5つの要素で広告視認率が比較されています。
以下、資料の一部です。
| 可視状況 | 非常に良い | まあ良い | まったく良くない |
| サイズ | 100㎡以上 | 75㎡程度 | 20㎡以下 |
| 高さ | 地上4~5階 | 地上3階以下 | 地上10階以上 |
| 角度 | ほとんどの人の正面 | 半数以上の人の正面 | 正面からほとんど見られない |
| 照明 | あり | あり | なし |
| 広告視認率 | 70% | 55% | 20% |
こうしたデータからも、ターゲットからの「見やすさ」「角度」は、看板の視認率に直接影響することが分かります。
参考:屋外広告の効果統一指標 策定(PDF)
http://okugai-forum.jp/PDF/pnaiyou.pdf
来店数をシミュレーションしてみる

海外のデータになりますが、アメリカの物流会社による調査では、回答者の76%が「看板がきっかけで新しい店に入ったことがある」という結果が出ています。国内でも同様の傾向が見られると想定できます。
これを踏まえ、視認率の違いで来店数がどう変わるのか。1日1,000人が通行する場所を例に来店数をシミュレーションしてみましょう。
| 視認率70% | 視認率55% | 視認率20% | |
| 認識する人の数 | 700人 | 550人 | 200人 |
| 来店意向者数(76%) | 532人 | 418人 | 152人 |
| 一日の来店者数(2%) | 約10.6人 | 約8.4人 | 約3.0人 |
| ひと月の来店見込み者数 | 約318人 | 約252人 | 約90人 |
※2%が来店に繋がった(来店率)と仮定した一例です。
視認率70%と20%では、ひと月当たりの来店者数に約3.5倍の差が生じる計算になります。
(上記は一例ですので、実際の通行人数などによって来店数は大きく変動します。)
視認性の高い看板、つまり「人が認識しやすい位置」にある看板は、来店者数が伸びる可能性があるということです。
人はどこにある看板を見る?効果が出やすい看板の設置場所

看板の設置場所を決める際は、人の視線の動きや導線を考慮することが大切です。実際に街中を歩くなどして、歩行者の目線に立ち、「どこにある看板が目に入りやすいか」を体感してみるのもおすすめです。
ここでは、効果が出やすい看板の設置場所のポイントをお伝えします。
人通りの多い場所
看板を設置する上で重要なのが、歩行者の数です。人通りの多い場所であればその分看板を目にする人の数が増え、認識してもらう機会が広がります。
例えば、パネル看板やスタンド看板などのサブ看板を設置する場合、裏道よりも大通りに面した位置の方が視認率は高く、人の目に留まりやすいです。
特に、信号や交差点付近など、通行人やドライバーの滞在時間が長い場所では、看板が読まれやすくなります。
お店の周辺で人通りが多い場所を把握するためには、現地調査を行うのが有効です。時間帯や曜日を変えてみて、効果的な設置場所を探してみてください。
【実例】
幹線道路からやや入り込んだ立地のカフェレストランが、新規顧客の確保を目的に幹線道路の2ヶ所に野立て看板を設置。集客数が増加し、既存顧客からも「看板を見た」といわれるようになった。
参考:厚生労働省 PDCAサイクルを実践して 生産性を高めよう(PDF)
視線の高さを基準にする

※オーエスアートの施工事例より
一般的に、看板は人の目線(1.5~2m)を目安にすると認識されやすいといわれます。したがって、人の視線の高さからやや上もしくはやや下に設置するのが効果的です。
お店のファザードに設置する壁面看板に関しては、建物の構造上やや見上げる位置になりますが、これは視認角度としてはとてもよく、看板の効果が出やすいといえます。
一方、歩行者は足元に視線が向く傾向にあるため、地上に置くスタンド看板は人の視線の高さよりやや下に設置すると効果的です。
⇒スタンド看板の種類を見る
また、ドライバー向けの看板の場合、2~4mのやや高い位置に設置することで、遠方からでも認識されやすくなります。
参考:屋外広告調査フォーラム 屋外広告認知率の調査事例(PDF)
向きを歩行者の導線に合わせる

看板の向きを歩行者の導線に合わせることで効果が出やすいです。
1.歩行者:進行方向に平行
日本屋外広告フォーラムの分析では、進行方向に平行に設置した看板は視認率が高いという結果が示されています。
これは、看板を進行方向に平行(横向き)に設置すると、店舗の前に移動してくる歩行者やドライバーの視界に長く入りやすいためです。
特に、人が行き交う場所では、両面表示の袖看板やスタンド看板が効果的です。2方向の歩行者に認識の機会を与えるため、結果的に看板の視認率が上がる可能性があります。
⇒両面のスタンド看板を見る
⇒両面の袖看板を見る
2.店前の人:正面
店舗の前で立ち止まった人に対しては、看板を正面に設置すると情報が伝わりやすくなり、入店判断をしてもらいやすくなります。壁面看板やカッティングシートなど、主に建物に直接施工するタイプの看板は正面に設置します。
【まとめ】
人の目線上にパネル看板やカッティングシートを、人の目線よりやや高い位置に壁面看板を、やや低い位置にスタンド看板を設置する…というように、目線の上下をカバーするように看板を配置するのが効果的です。
看板の位置や設置場所でよくある失敗例

看板の位置や設置場所が不適切だと、せっかく看板を製作しても認識してもらえず、集客につながらないことがあります。
看板の配置でよくある失敗例として、以下の特徴が挙げられます。
歩行者側から見えない
道路や歩道の死角になっている、あるいは別の建物に隠れているなど、歩行者側から見えない位置にある看板は、そもそも気づいてもらえないことがあります。
新規顧客の獲得には看板の視認率が重要なので、歩行者から見える場所に看板を設置するようにしましょう。
設置場所が高すぎる
通常の店舗看板においては、設置場所が極端に高すぎると視認率が下がる傾向にあります。実際に歩行者を見ると分かるように、常に上を見上げている人はほとんどいません。
日本屋外広告フォーラムの分析でも、「かなり見上げる角度」は、「視線の高さ」や「やや見上げる角度」に対して視認性が低いとされています。
もし、店舗が建物の上階にあり歩行者の目線を基準にできない場合は、看板のサイズを大きくする、建物から離れた場所に野立て看板を設置するなどの工夫をおこないましょう。
出ていく人にしか見えない
意外に多いのが、お店から出ていく人にしか見えない配置になっているという失敗例です。
通行人やドライバーが来る方向に背を向けていると、「通り過ぎた後に振り返れば見える」もしくは「敷地内に回り込まないと見えない」といった状態になります。
特に、一方向に人の流れがある場所では、進行方向に合わせて看板の向きを調整することが重要です。
看板の位置や設置場所を決める際の注意点

テナント物件(賃貸店舗)に看板を設置する際は、事前にテナントオーナーや管理会社への確認が必要です。
建物の外観や共用部分に影響するため、設置場所やサイズに制限が設けられている場合があります。無断で設置するとトラブルに発展する可能性があるため、必ず許可を得るようにしましょう。
自社物件や私有地内、スタンド看板などの可動式看板であれば、比較的自由に設置場所を決められます。
ただし、看板は屋外広告物に当たるため、設置の際は各自治体の条例や道路交通法、建築基準法などの各種法令の遵守が求められます。例えば、無許可で道路上に看板を設置すると違法になることがあるため、注意が必要です。
参考:看板の設置方法 | 起業支援 | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
オーナーさんのための 屋外広告物適正化推進委員会 看板の安全管理 ガイドブック(PDF)
看板の位置や設置場所を考慮!オーエスアート施工の看板製作事例をご紹介
弊社オーエスアートは、1995年の創業以来、30年にわたり看板製作を行っている看板専門店です。デザインから製作、設置、アフターサービスまで自社対応しています。
ここでは、弊社の製作事例から、看板の位置や設置場所を特に工夫した看板をご紹介します!
REMOTION様(東京都西東京市)
こちらのお店は、駐車スペースなどの関係で周囲の建物よりやや奥まった位置に出入り口があります。歩道や道路からの視認性を高めるため、ファザードに大きな看板を設置しました。
さらに、歩行者の進行方向に平行となる外壁を利用し、目線の高さに合わせた看板を取り付けています。また、ドライバーの視認率を上げるため、車の進行方向から見える位置にも看板を設置。立地が不利にならないよう、スペースを有効活用しています。
ライオン薬局様(東京都足立区)
こちらの薬局は、T字路の角地という好立地を最大限に生かすよう看板の配置にこだわりました。
複数の方向から視認されやすい立地なので、歩行者やドライバーはもちろん、近隣住民の方への訴求も視野に入れ、ななめ(45℃前後)の位置に薬局名を入れています。
歩行者がどの方向から来ても目に入るよう、両面表示の袖看板を設置。あえて高い位置に訴求ワードを表示することで、マンション住民の目に触れる機会を増やし、継続的に印象に残る効果を付与しています。
近距離だけでなく、遠方からの視認性を高めることで、認知の機会が増えるよう工夫しました。
まとめ

看板の設置場所は視認率の良し悪し、集客数に影響する可能性があります。看板製作では、デザインと同時に「どこに看板を設置するか?」といった点も検討することが大切です。
しかし、いざ看板の設置場所を決めようとすると、
「看板の設置スペースが限られている」
「店舗が競合に埋もれる場所にあり、どこに設置すれば効果が出るか分からない」
といった悩みを抱えるケースも少なくありません。
弊社には屋外広告士が在籍しており、自治体の条例や各種法令を踏まえた上で、最適な設置場所の提案が可能です。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県で看板製作をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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