中編では、接骨院（整骨院）の具体的な看板デザインや種類をご紹介しました。
迷った時は、配色や掲載内容が決めることから始めてみてください。
メイン看板のデザインがある程度まとまったら、サブ看板もデザインしながら全体のバランスを考える作業に入ります。サブ看板はメイン看板の補助的な役割をもつものですが、上手く活用することで集客効果を高められます。
今回は、接骨院や整骨院（以下、接骨院で統一）のサブ看板の種類やデザインの方法、掲載する内容を解説します。
看板専門店による実際の施工事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
接骨院におすすめのサブ看板は3種類！デザインの方法や掲載する内容はどうする？
接骨院の外観イメージを大きく左右するのはメイン看板ですが、その主な役割は施術所の存在を通行人に知らせることです。一方、サブ看板は特定の条件下で集客効果を得るのに大いに役立ちます。
メイン看板の配色に合わせて統一感をもたせる、あるいは遊び心をプラスして目立たせれば、建物の存在感がより強くなるでしょう。
ここでは、接骨院におすすめのサブ看板の種類やデザインのポイントをご紹介していきます。
袖看板（突き出しサイン）
袖看板とは、建物の外壁や柱から突き出るように設置される看板のことです。縦長の長方形で製作されることが多く、着物の袖のような形に由来し「袖看板」と呼ばれています。
多くの場合、袖看板に掲載されるのは最小限の内容のみで、接骨院では施術所の名称やロゴマークなどが表示されます。
袖看板の集客効果は高い
東京や横浜など人口の多い都市では、住宅密集地やビル街、駅前商店街なども点在しており、施術所が他の建物に埋もれてしまいがちです。メイン看板のみだと通行人に気づいてもらうのが難しい立地でも、袖看板があれば発見率を高められます。
また、比較的高所に設置するため、遠方や車内からの発見性も高く、集客効果は広範囲に及びます。施術所を訪れる人の目印となり、誘導する働きも持っている重要な看板なのです。
袖看板の設置ルールに注意
袖看板を歩道や道路の上に設置する場合、道路占用許可基準に注意しなければなりません。東京都では、歩道上に袖看板を設置する時、道路境界からの出幅が1ｍ以内、かつ歩道と看板までの距離が2.5ｍ以上必要と定めています。道路上への設置では、道路境界からの出幅が1ｍ以内、かつ道路から看板までの距離が4.5ｍ以上必要と定めています。
接骨院の袖看板はどうデザインする？
顧客層に好まれるカラーや施術所のイメージに合わせた配色から、2～3色で構成するのがおすすめです。「白×黒」「赤×黄」など、明度差の大きい配色が理想的です。
もちろん、周辺の景観に調和することも大切にしましょう。過度な装飾を避け、適度に余白を取ることで視認性が高まります。
施術所が1階部分にあり、看板の歩道との距離があまり取れない場合は、「接骨院」というシンプルな表示にしても良いでしょう。
横断幕・のぼり・垂れ幕
接骨院では、売り出しやセール、新商品のPRなどでおなじみの横断幕・のぼり・垂れ幕も活用できます。施術所の名称や「接骨院」の文字を記載すれば、誘導率アップが期待できます。開院日や電話番号、ホームページのURL・QRコードを記載して、オープン前の予約受付をすることも可能です。
横断幕やのぼりは、水や日焼けに強いターポリン素材で製作されるのが一般的です。
両面印刷可能なものや、通気性に優れたメッシュ素材ものなど、機能に応じた選択肢も幅広いです。
横断幕やのぼりは商業地域におすすめ
商店街や駅周辺などの商業地域では、街全体で活気や賑わいが演出されている場合があります。そういった立地では、外観に主張が少なすぎると、目立たずに埋もれてしまう可能性があります。
横断幕やのぼりを設置することで、街の景観にプラスの効果を与えられ、接骨院の良いアピールになるでしょう。
背景色と文字の色のベストな組み合わせは？
目立つ色を組み合わせるのではなく、目立ちやすい色の組み合わせにすることが大切です。例えば、赤とピンクはどちらも目立つ色ですが、赤に近いピンク色だと、赤との境界が分かりにくいですよね。反対に、淡い（明度の高い）ピンクだと、赤との境界が分かりやすく、目立ちやすいです。
また、時間帯によっても目立つ色が異なります。昼間は赤やオレンジ、黄などが目立ちやすく、夜間は白や黄、水色、黄緑などが目立ちやすいです。看板を目立たせたい時間を考慮して色を選ぶのがおすすめです。
看板通販サイト「ウェブカン」では、接骨院の集客に最適な垂れ幕・横断幕を販売しております。ポールやフェンスにくくりつけて固定するタイプですので、特殊な工事は必要ありません。インパクトが大きく、施術所の存在を効果的にアピールできます。
スタンド看板
スタンド看板とは地面に立てるタイプの看板で、主に建物の出入口に設置されます。スタンド看板は、飲食店でメニューを表示するのに多く用いられていますが、多業種でも活用は可能です。
接骨院においては、施術所や施術者に関する広告をおこなうのに利用でき、手書き看板などは来院者に親近感を与える効果があります。メイン看板はシンプルでも、ポップなデザインのスタンド看板を置けば明るく賑やかな印象になります。
スタンド看板の種類
一般的に用いられているスタンド看板には、次の種類が挙げられます。
- A型看板
- T型看板（タワーサイン）
- L型看板
- R型看板
接骨院では、手書きタイプのA型看板や重厚感のあるT型看板がおすすめです。
スタンド看板に何を書く？
掲載内容の一例をいくつかご紹介します。
- 施術所の名称、ロゴ
- 業務の種類
- 電話番号、住所
- ホームページのURL、QRコード
- 予約や出張について
- 休日や夜間、急患の施術について
- 駐車場の案内
- 施術者のプロフィール（名前や資格、肩書き、メッセージ）
- 施術者の写真や似顔絵
上記の中から、来院者に特に伝達したいものを数点ピックアップします。情報は少ないほど伝わりやすいため、あれこれ詰め込まない方が良いでしょう。
手書き看板の書き方は？
手書き看板は、施術者のプロフィールや写真、似顔絵を掲載するのに最適です。
手書き看板の背景は黒板（黒や暗緑色）のものが多いため、白や黄、赤などを選ぶと文字が映えます。強調したい文字に黄や赤を使うことで訴求力を高められます。文章量が多い場合は、下線を引いたり枠をつけたりすると見やすくなります。
接骨院におしゃれなデザインの看板を！弊社の施工事例をご紹介します！
東京や横浜などの大都市では、住宅密集地にも商業地域にもおしゃれな建物がたくさんあります。施術者の技術や口コミはもちろん大切ですが、時代や周辺環境に合わせて外観をリニューアルすることも集客アップには欠かせません。
弊社・オーエスアートは、東京・神奈川・埼玉・千葉のエリアで看板製作を行う看板専門店です。創業29年、接骨院の集客に特化した看板デザインもお任せいただけます。
ここでは、実際に弊社が施工した看板の一部をご紹介します。
千歳船橋駅前整骨院さま（東京都世田谷区）
東京都世田谷区の千歳船橋駅前整骨院さまの看板をフルリニューアルいたしました。
施工前は外壁が剥き出しの状態で整骨院の存在が分かりにくかったのですが、壁面看板が付いたことで施術所の存在感が格段にアップしました。
日中に目立ちやすく、温かいイメージのオレンジ色をベースにデザインしています。色数を最小限に抑えることで、全体のバランスを整えました。閑静な住宅地に馴染みながらも、ひと目につきやすい看板に仕上げています。
横浜ベースボール整骨院さま（神奈川県横浜市）
神奈川県横浜市の横浜ベースボール整骨院さまの看板を施工いたしました。
同施術所の「投球障害から投球生涯へ」という理念やイメージカラーに沿い、統一感のあるデザインに仕上げました。壁面看板の文字をあえて傾斜させることで、文字にインパクトを与えています。
また、外照式照明を併設することで、夜間でも目立つ看板になっています。ウインドウサインや左右のアルミパネルの相乗効果で、電車内をはじめ遠方からの視認性が非常に高くなっています。
きむら鍼灸院整骨院さま（埼玉県川口市）
埼玉県川口市のきむら鍼灸院整骨院さまの看板をリニューアルいたしました。
目隠し効果のあるすりガラス調のフォグラスシートを採用したところ、清潔感や安心感のある外観になりました。
「活発に動く人」をデザインすることで、健康的で明るいイメージになっています。また、スタイリッシュな雰囲気をプラスするために、ローマ字表記で施術所の名称を入れました。
まとめ
3編にわたり、接骨院の看板製作について解説してきました。
東京や横浜などの大都市では、人が多い分、競合も多いです。看板デザインで他と差をつけることは集客に直結する場合があります。優良な施術所でも、看板が寂れていてはその良さが伝わらない可能性があるのです。
この機会に、看板の設置やリニューアルを考えてみてはいかがでしょうか。
弊社・オーエスアートでは、屋外広告士監修のもと、東京・神奈川・埼玉・千葉のエリアにて、接骨院の看板製作に対応しております。リニューアルをお任せいただいたお客様からも、お喜びの声を多数頂戴しております。
まずは弊社のホームページから、施工事例やプランなどをご覧くださいませ。
電話受付 平日9:00～18:00
本社所在地 〒243-0815 神奈川県厚木市妻田西1-21-5